連載 PHNレーダー
予防接種禍の救済制度改正—医療手当を年金支給死亡一時金は1170万円に
pp.230
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205841
- 有料閲覧
- 文献概要
予防接種禍が社会問題となり,ようやく昨年の国会で予防接種法の一部改正が実現したが,厚生省はこれに基づき,被害者に対する医療手当,給付金(年金),死亡一時金など給付内容の具体的な改善策(政令改正)をまとめ,2月25日から施行(実施)した。
予防接種法の改正(51年6月19日)は①予防接種の対象疾病,接種方法などの洗い直しと,②被害者に対する救済制度の改正から成っており,前者については,痘そうの第2期・第3期種痘の廃止,強制接種をできるだけ任意接種にするなどの改正(9月14日)が行われている。
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.