口絵
百万円の助産所
pp.2-4
発行日 1956年3月1日
Published Date 1956/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201012
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この助産所は1日百円の無尽,御主人の退職金,或いは金融金庫のお金を借りて,長年の苦心の結果28年に新築されたものです。「助産所は出来たけれど,助産婦の数は多いし,近くに日赤の産院は出来ましたし,なかなか大変です」と佐藤さんは悩みの一端をもらしていました。しかし絶えず勉強して保健指導に重点をおき,又サービス本位の完全看護等いろいろ努力しておられる様子。
記者が伺つた時も二人の入院患者があり,患者さんの一人は「いたれりつくせりにして下さるので,私はやはり助産所がいいと思います」と,開業助産婦さんには嬉しい事を語つてくれました。
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