実態をさぐる
通勤と疲労
pp.142-143
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205232
- 有料閲覧
- 文献概要
人口の都市集中化に伴い,住宅は郊外へと伸びる一方で,通勤距離および通勤時間は年々長くなる傾向にある。そこで,混雑した遠距離通勤による疲労が問題になってきている。
まず,混雑した車内の炭酸ガス濃度はどうであろうか。図1に示すように,窓の開閉によってかなり変化するが,30分の乗車で0.15%を示している。炭酸ガス濃度が高いことは換気の悪いことを意味し,換気が悪ければ車内にほこりも多く,体臭などもこもって不快感を起こしやすい。
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.