研究・調査・報告
地域保健活動をすすめるうえでの反省
多田 代志子
1
1愛知県碧南市役所
pp.73-79
発行日 1972年1月10日
Published Date 1972/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205025
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はじめに
碧南市は愛知県の中央部を流れる矢作川の下流右岸に位置し,南北に長く平坦な土地で面積27.49km2,人口5万7千余人の商工業を主体とした普通都市である。市域の前面に工業港として整備のすすみつつある重要港湾衣浦港を擁し,新産業都市に比肩する開発規模と臨海内陸の特質を兼備したすぐれた産業立地性を有し,中部経済圏における主要開発拠点の一つとして飛躍的な発展が期待されている(図1)。
国保保健施設活動の一つの試みとして,昭和42年度から特定地区活動を始めてみた。選定地域は当市の最南端に位置しており,
A地区……128世帯 692名 古くからの農漁業
B地区……100世帯 455名 昭和31年造成干拓
という隣接する2部落である(図2)。
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