第28回日本公衆衛生学会総会シンポジウム
有害食品—その実態と対策—森永砒素ミルク中毒およびカネミ米ぬか油中毒事件をいとぐちとして
東田 敏夫
1
,
丸山 博
2
,
柳沢 文徳
3
,
北村 藤一
4
,
宇治野 数己
5
,
伊藤 幸夫
6
1関西医科大学公衆衛生学教室
2大阪大学医学部衛生学教室
3東京医科歯科大学医学部農村厚生施設研究室
4森永ミルク中毒の子供を守る会
5カネミライスオイル中毒被害者の会
6北九州市衛生局
pp.1-3
発行日 1971年7月10日
Published Date 1971/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204935
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〈討議事項〉
1.「有害食品」の製造,流通の防止と有害食品による被害の拡大を防ぐべき企業および行政の責任の追求と対策の検討。
2.両事件において,専門家,医師あるいは公衆衛生従事者はどんな役割を果したか,その反省。
3.被害者対策と救済に関する当面の課題。
4.現在の食品衛生行政(監視,検査)によって,はたして「有害食品」は防げるか。
5.有害食品,不良食品防止に対する住民の要求と運動(消費者運動)をいかに理解し,いかに受けとめるか。
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