特別レポート
健康保険組合における保健婦活動
地代 久子
1
1鈴木自動車健保組合
pp.71-76
発行日 1971年2月10日
Published Date 1971/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204860
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1.はじめに
健康保険組合において,保健婦活動をすすめる場合,基本的な考えは,健康保険法(大正11年公布,昭和2年施行)でありますが,実践面では,健康保険運営基準(第6保健施設)に添って組合毎にユニークな保健婦活動を,推進するのです。保健施設の働きは,健康保険組合の存在理由を主張する有効な役割を担っているわけです。
このように大切な役割を担っている保健婦に対して,健保連では,昭和37年度より教育の場を提供され,講師に石垣純二,岡惺治,大坂多恵子,鈴木宣子の諸先生をお招きし,保健婦の教育を行っております(本誌Vol. 25,No. 12,1969.「健保組合保健婦活動指針」参照)。諸先生の指導をうけ,健保組合の保健婦活動をどのように行ってきたか,また,今後どのように展開していくかについて,単一組合の保健婦活動をまとめてみましたので,みな様のご指導を仰ぎたくお願い申し上げます。
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