第28回日本公衆衛生学会から
シンポジウム '70年代の公衆衛生(1)
辻 達彦
1
,
佐竹 繁雄
2
,
吉田 克己
3
,
金子 勇
4
,
井口 恒男
5
,
山田 信也
6
,
西岡 昭夫
7
1群馬大学医学部
2和歌山県衛生部
3三重県立大学医学部
4千葉大学医学部農山村医学研究施設
5岐阜県郡上保健所
6名古屋大学医学部
7静岡県三島北高等学校
pp.63-73
発行日 1971年1月10日
Published Date 1971/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204837
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はじめに
司会 これから,『70年代の公衆衛生――60年代における社会経済構造の変化が,国民の健康に及ぼしたものをふまえて』という題で総会シンポジウムを開きます。
1970年代に入りまして,現時点において,これからのわが国の国民の健康を守り,また育てていくためには,どういうことをわれわれは考え,また実行していくべきであるかという問題につきまして,過去10年間における,わが国のすさまじい変貌の中にあって,国民の健康は,いったいどのような影響を受けてきたのかを,反省することを基礎として,考えていきたいと思うわけでございます。
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