日本列島
健康と長寿に関する国際シンポジウム—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県衛生環境部
pp.512
発行日 1988年8月15日
Published Date 1988/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207742
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21世紀の超高齢化社会に向けて,誰もが健やかで生き生きと質の高い社会生活を享受できる施策は何か.ノウハウは? この課題に取り組むべく「健康と長寿に関する国際長寿科学シンポジウム」が,昭和63年5月,2日間にわたって名古屋市内で開催された.このシンポジウムは厚生省と愛知県,名古屋市他愛知県の3師会,医系大学による実行委員会の主催で行われたものであるが,欧米の学者や全国の専門家をはじめ,地元の一般市民や関係者が多数参加し,熱心に聴講や質疑,論議が行われた.
第1日目は日野原重明氏(聖路加看護大学)の「生と死」,Andres,R.氏(米国・国立老化研究所)の「Health and Aging Society」,鈴木健二氏の「健康と文化」の講演3題とパネルディスカッション「健康文化と長寿社会」が催された.第2日目は5会場に分かれてのシンポジウム7テーマ,①日本型高齢化社会のデザイン,医療・福祉・経済・文化,②健康増進,③高齢者の心理と適応,④高齢者病態の特異性,日本と欧米,⑤老化のメカニズム,⑥高齢者の代謝,⑦老化と脳,が催された.
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