特集 事業所の健康管理を考える
保健婦の立場からみた労働安全衛生規則の問題点—今後どういう方向で変わるべきか
深沢 くにえ
1
1国鉄中央保健管理所
pp.42-43
発行日 1970年12月10日
Published Date 1970/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204810
- 有料閲覧
- 文献概要
わが国における労働衛生に関する法令は,明治年間にも伝染病予防法,鉱業法,職工の保護規定など定められていたが,1916年,工場法施行によって,ようやく事業所労働衛生の近代化が始まったといえる。
その後1937年に保健所法ができ,保健婦という名称が生まれた。1938年の厚生省設置により,労働衛生業務が内務省より厚生省の所管となった。しかしながら諸外国の水準に達するような法令が制定されたのは第2次大戦後である。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.