実態をさぐる
児童福祉
pp.76-77
発行日 1969年1月10日
Published Date 1969/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204371
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母子保健対策は第二次世界大戦を楔期にその精神は大きく変った。それにともなって母子保健に関するいろいろな対策もきわめて数多く図1に示す系統図のようにかなり包括的な活動の体制がとられている。
この活動も行政の一環として成立しているのである以上,かなり複雑なしくみになっている。ただ交通災害の防止のように,いくつもの省にわかれた行政でなく厚生省の一環した体系の中におさめられていることは効果的な行政ができる基盤をもっているといえるわけである。けれども図2でわかるように行政の系列がタテつながりになっている部分がかなりありその限りではまだ包括性にほど遠い場面も想定される。
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