研究報告
妊婦のもつ不安についての調査
居村 茂徳
1
,
豊田 幸
2
,
稲垣 裕子
1
1兵庫県西宮保健所
2兵庫県西宮保健所保健係
pp.43-48
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204205
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I はじめに
昭和41年より,兵庫県では,県の施策として,「不幸な子供の生まれない運動」が打ち出され,それに伴い,保健婦業務の中で,妊婦に対する働きかけの場が多くなってきた。
西宮保健所は,人口35万5千,毎年約1万人の増加を続け,この人口増加の特徴は,約55%までが市外からの転入者による社会的増加で,出生による自然増加は約45%となっている。食品工業も発達し,特に酒造業も古くから郷土産業として全国的に知られている。また海,山も近くにあり,自然の環境にはたいへん恵まれ,交通の便よく,阪神問のベッド・タウンとして発展してきた。
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