研究報告
清里地区老人健康実態調査—聖路加看護大学4年生の特別研究<2>
松下 和子
1
,
天春 和枝
1
1聖路加看護大学
pp.54-56
発行日 1968年2月10日
Published Date 1968/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204120
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
調果結果の考察
すべての受診者に81項目にわたる身体上の訴えについて調べたが,特に目だった点は,肩,首すじのこり,足腰の倦怠感,頭痛,めまい,関節痛などを1/3以上の人が訴えている。消化器系の訴えは少なかった。便秘は1/4を占め,3日以上便通がないものが約28%みられる。1人で11項目を訴えたのが対象者の半数で,特に女子に訴えが多い。受診時,自分では健康だと思っていると答えたのは33人,54%であったが,そのなかの27人,82%には,何らかの疾患が見つかった。
対象者の既往歴を男女別,農業形態別に表にししてみると表2の通りである。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.