特集 研究会活動の展開
事例II
ワーク・ショップ
pp.22-23
発行日 1964年9月10日
Published Date 1964/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203200
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はじめに
楽しい雰囲気の中での職場を求めて,今日も1日を過ごす女性の職場は数多くあります.その中での保健婦はどうでしょうか,複雑さ,人間関係のむずかしさの中で生きることを求めて,また,保健婦として満足できる仕事をしたい望みをもって働いています.
1度この仕事にとり組んでしまうと,簡単には抜けられない,不思議な魅力にとりつかれてしまい,長い間悩みながら10年,20年と働きつづけてしまっているように思われます.この魅力はどこにあるのでしょうか.自分1人ではないこと,おおぜいの地区民を相手にした働きかけ,奉仕の精神,保健婦どうしがいるということが,大きな魅力となっているのではないでしょうか.公衆衛生活動の一環として活動してゆく保健婦は,自分自身のためにも,また地区の人びとのためにも,幸福な生活をいとなむには,研究をおこたりなくつづけなければなりません.そこで,所属が異なったところで働く保健婦どうしが,かたく結びついて研究会活動が誕生したのです.
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