研究・報告
管理票による把握からみた管内乳幼児衛生(2)
小松 俊円
1
,
澄川 敏子
2
1名古屋保健所保健予防課
2名古屋保健所看護係
pp.29-36
発行日 1963年8月10日
Published Date 1963/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202897
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5.各種相談事業利用状況
乳幼児保健指導をクリニック,訪問,集団検診その他の3種に大別して述べる.
第8表にみるように各年次とも各月令にわたって利用されているが,クリニックについては昭和33年1月〜同年8月生れのもの(以下A群と略称)では延べ2,496名(12カ月に換算すると2,496×12/8≒3,700名,これを以下換算数と呼ぶ)昭和33年9月〜34年8月生まれのもの(以下B群と略称)が延べ3,373名,昭和34年9月〜35年8月生まれのもの(以下C群と略称)が延べ2,927名と次第に減じつつある.また,同じクリニック利用によって初めて把握されたもの(第17表)はA群が847名(換算数1,270名),B群が1,446名,C群が1,482名と僅少ながら増加しつつある.以上のことはすでに述べたごとく,クリニック整理の奏効を物語るもので,量より質に重点をおく努力が実を結びつつあることが推察される.
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