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                                    評価のための用語解説
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                田中 恒男
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京大学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.44-45
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1960年9月10日
                  Published Date 1960/9/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202172
                
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- 文献概要
◇動作時間研究(Time and Motion Study)
時間研究はF. W. Taylorによつて始められたもので,公平な1日の作業量を決定するために時間研究が行なわれた.一方F. B. Gilbrethは作業にとつて最善の技術・作業方法を発見するため動作研究が行なわれ能率的な作業方法・作業態勢の決定に,この両方を併せて用いることが唱えられるにいたつた.これを動作時間研究(Motion study and Timestudy)という.
これらが併用されなければならないという理由は,単に行動を時間で追うのみでは,動作に対する何らの規制も行ないえないところに発するのであるが,現在行なわれている多くのこの種の分析は,基本的な動作の構造について何らの知見なしに,単に消費時間をのみ目印しにして行なう時間研究が多い.したがつてその消費時間を適当に分類しても,動作の質は生れてこない.そこで時間研究のみでは,その構造をたとえどのように細かく分析しても,作業動作に対する評価尺度とはなり得ないし,作業態勢をととのえることも不可能である.
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