口絵
ブームを起したフィギュアリングとは…(1)—やせるための体操
pp.2-8
発行日 1960年8月10日
Published Date 1960/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202139
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美と健康とはバランスの上に築かれるもので,肥りすぎ痩せすぎは,いずれも病的といえましょう。とくに現代の社会では,肥満症が目立って増加しています。どうしたら痩せることができるか—いままではカロリーの供給と消費のアンバランスから肥りすぎるのだから,カロリーの供給を滅らすために減食するか,その消費をさかんにするために運動量をふやせばいい,とされていた。しかしこの学界の通念を根本から否定して,肥りすぎは栄養失調であるときめつけ,お腹一杯たべて運動し,入浴し,正しい休養と仕事をしながら,100%スマートになっていく,革命的な痩身の理論とその実技を完成して,新しい福音を投げあたえ,いまやテレビや雑誌に紹介されて驚異的なブームをまきおこしている和田静郎先生を,その研究所にたずねて,注目の的であるフィギュアリング=体をととのえるという意=について,詳しく解説していただくことにした。
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