「もの言わぬ保健婦」への反省
岩手県の町村の保健婦さんとの話合いの中から
手塚
1
,
佐々木
2
,
小野寺
3
,
時岡
3
,
三浦
4
,
横井
5
,
平塚
6
,
千葉 長英
7
,
中島
8
,
千葉
9
,
酒井
10
,
所沢 綾子
11
1磐井病院ケースワーカー
2一関市弥栄診療所
3花泉町役場
4一関市役所
5平泉町役場
6磐井病院
7水沢病院
8国保直営診療所
9一関市役所保健課
10磐井病院
11編集部
pp.30-38
発行日 1960年4月10日
Published Date 1960/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202060
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32年の終りであつたと思うが,土曜会の保健婦さん達が岩手を旅行して「まだ暗い農村の母の顔」という旅行記を書いて下さり,本誌に掲載したことがあつた.その旅行記の中には,中山看護係長のお話や「岩手の保健」で有名な大牟羅さん,磐井病院の酒井先生のお話等が生き生きと書かれてあつた.その旅行記の中に1つ子供の詩が載つていた.「岩手子供詩集」から拾つたものであつた.「すまないなあ,かつちやん」という詩である.
学校を帰つて家に行くと いつもかつちやんはいない 保健婦だから 部落をまわつて歩く かつちやんにばかり はたらかして すまないと思う だから小さな しごとでも見つけてやる 夜ごはんになつても帰つてこたい 夜ごはんを 先に食うのもすまないと思つて はしを取る かつちやんとならんで食いたいなあ
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