研究
体重1500g以下の未熟児の家庭保育例
宍倉 俊
1
,
古川 りき
1
,
志津 志な
1
,
鬼島 げん
1
1千葉県東金保健所
pp.54-56
発行日 1960年3月10日
Published Date 1960/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202045
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まえがき
元来体重1500g以下の未熟児は,施設に収容して養育するのが原則ではあるが,収容施設のない農山村や,又施設があつても家庭の事情などのために,家庭で養護されているのが大多数である.当保健所管内には収容施設がなく,たとえ1500g以下の未熟児が生まれても家庭で保育するか,又約1時間半位乗物を利用して千葉市の施設に移送するかの何れかであるが,現状では殆んど家庭で哺育養護されている.最近当保健所に於いて町村保健婦及び開業助産婦の協力を得て,体重1500g以下の未熟児2例の家庭保育例を,経験したのでその概要を報告いたします.
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