特集 母と子をまもる保健婦
衛生統計からみた最近の母子衛生
丸山 博
1
1大阪大学
pp.44-47
発行日 1959年5月10日
Published Date 1959/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201858
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ここで私のつかう「衛生統計」とは厚生省児童局母子衛生課の編集になる「母子衛生の主なる統計」(昭和32年版昭和33年11月刊)に限定している.もつと資料をととのえたらよいのだが,いまその余裕がない.すでにこの資料は昭和24年9月刊行の昭和23年版から毎年刊行され,いまでは日本の母子衛生統計としては定評があるから,とりあえず,この最新版の資料だけをつかつて,最近の母子衛生の問題をさぐつてみることにしよう.この統計資料の目次はつぎの7項目に大別されている.(1)主なる人口動態統計(2)乳児死亡統計,(3)幼児死亡統計,(4)小児伝染病統計,(5)妊産婦死亡統計,(6)死産統計(7)諸外国の統計で,統計表は26表,グラフが11図.頁数は34頁.日本文と英文で表題や注がつけられている.
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