研究
家庭訪問の能率を上げるには—訪問選択基準の作製について
松野 かほる
1
1結核予防会
pp.11-18
発行日 1957年11月10日
Published Date 1957/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201522
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桐蔭学園訪問部では,人口5万の地区を2人の保健婦が担当し,結核を主とした地区活動を行つているが年間平均210名の届出患者に対して訪問に費す時間は30〜40%の割合であるため,初回訪問,継続訪問がややもすると円滑に行われないこともある.
2週毎に保健所でキヤツチする患者のすべてに初回訪問が行きわたらぬ中に,次々と新ケースが発生するのでいきおい未訪問者も出る結果となる.この様な状況は,業務の多い保健所においては,なお,高度で複雑であろうと思われる.
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