講座
リウマチの予防と治療
児玉 俊夫
1
1岡山大学
pp.23-29
発行日 1956年2月10日
Published Date 1956/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201115
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1.まえがき
一般にリウマチ性疾患とは関節や筋肉等の運動器管が炎症または退行変性,新陳代謝障害,内分泌障害等により疼痛を起す一群の症候と云われている.このようにリウマチとは漠然とした症候群であるので,その定義や分類は国により人により大分異つている.私はリウマチ性疾患をまずその症候により6種に分類しその名称を米英とドイツ系統のものとで比較したのが第1図である.我国では以前はドイツ系統の分類と名称が專ら使われていたが最近は米英系統のリウマチ熱とリウマチ様関節炎の名称を使う学者が多くなりつつある
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