職場報告
未熟兒の訪問指導二例に就て
永松 春子
1
,
大谷 和子
1
1八幡市保健所
pp.65-69
発行日 1954年12月10日
Published Date 1954/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200871
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緒言
保健所に於ける母子衞生事業の比重は大きく,健康相談クリニツク・訪問指導・協議連絡・調査などに多くの時間が費されている.
斎藤教授は「小兒衞生の重点として,健全なる小兒は母体から生れる.そして母子衞生事業は,訪問指導によつて大きな成果を期待することが出来る.」と述べている.しかして,吾国の乳兒死亡率は低下して来たが先天性弱質と早産における未熟兒に就ては,依然として大きな問題を残して,盲点ともいうべき状態である
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