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今月の言葉
pp.9
発行日 1954年11月10日
Published Date 1954/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200832
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雑誌の投書欄を見ることは楽しいものです.読者が思い思いの意見を述べたり,記事に対して抗議をしたりさまざまである.投書の行間を通して読者の顔が眞近に浮んでくる息吹きさえ感ずるようだ.中には自分の研究結果を報告して批判を求めてかる人もある.このような記事を仲だちとして読者と読者とが互に結ばれ,血が通つてくるような気がする.この場合雑誌は,読者のみんなの教室でもあり,談話室ともなる.
本誌の姉妹誌の看護学雑誌には実に投書が多い,毎号是非のせたいような投書が山のようにあつて,紙面の都合で已むを得ず割愛されている.それに比べ本誌には投書が少い,なぜでしよう.
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