講座 2頁の知識
乾きと濕り
野田 茂寿
pp.22-23
発行日 1953年5月10日
Published Date 1953/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200508
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「じめじめした嫌な日ですね」とか「からつと晴れてさつぱりしましたね」とかいう挨拶は湿度の多少が吾々の日常生活に大いに関係していることを意味している.祝福された生活を営む為には快適な自然環境を必要とするが,ことではその一つの條件としての「乾きと湿り」の問題をとり上げてみよう.
水は雲とも霞ともなり自然を彩る一方生体にとつてはその大部分を占める体成分として,又生体活動の溶媒として,或いは内部環境の調節者として大きな役割を果している.
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