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社界の動き
pp.57
発行日 1951年3月10日
Published Date 1951/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200057
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◇外國の動向◇世界の動向は現在國連を舞台とする米國と中共,ソ連のわたり合いに焦點がある。米國を主唱とする中共を朝鮮における侵略者と斷じようとする「中共非難案」が成立した一方,現實の朝鮮戰線では京城をめざす國連軍の勢力は増大されており,再び38度線突破の可否が論じられている。
そのような折からソ連のスターリン首相が2年ぶりに發言し,プラウダ記者とのインタービウの形式で戰爭は不可避ではないと言明した。これは大きなセンセーシヨンを起した。米英兩國は直ちに聲明を發表し,特に英國は14項目に及ぶ具體的なソ連の侵略行爲をあげて反駁した。國連ではスターリン政策を檢討するため朝鮮調停三人委員會の特別會議を招集した。
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