連載 ケーススタディ[ナースのための心理的アプローチ]・2
どうせ誰も信じてくれないのだから—痙攣様意識消失発作を呈したYさんの〈抑圧〉
黒木 宣夫
1
,
紫田 俊子
2
,
後藤 由美
2
1東京労災病院精神科
2東京労災病院外科
pp.114-117
発行日 1989年2月1日
Published Date 1989/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923165
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Yさんのプロフィール
生活歴:41歳,主婦.東京の下町に6人兄妹の3女として生まれた.父は建築家で建築事務所を経営し,昭和50年に脳動脈瘤破裂で64歳で死亡.幼少期は父に特に可愛がられたという.高校卒業後は4年間会社勤め,その後は大学病院の医局に転職,24歳で見合い結婚した後も出産間近まで仕事をしていた.夫(44歳)は父と同じ建築家.
既往歴:59年6月に胆石で黄疸.59年12.25〜60年1.21,胆石で入院。同年2.25〜3.30,胆石の手術で入院,同年4.13〜5.31,胃潰瘍で入院.同年9.4〜10.6,不明熱で入院.同年10.15〜61年221,不明熱で入院.同年10.9〜11.21,大発作で入院.62年4.21〜5.26,大発作の精査.同年11.16〜11.21,腹痛の精査.
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