特別報告
第22回日本医学会総会印象記—看護のシンポジウムを中心に
草刈 淳子
1
1千葉大学看護学部
pp.785-788
発行日 1987年8月1日
Published Date 1987/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923105
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様々な意味で画期的な今回の学会
昭和62年4月4,5,6日の3日間にわたって第22回日本医学会総会が東京で開催された.日本医師会の定款に基づいて,医学および医療の振興,情報の伝達を図ることを目的として,4年に1度開催されるものであるが,東京での開催は第20回以来8年ぶりという.
最近の高度に専門分化した医学・医療の実態を反映して,現在,日本医学会には82の分科会が名を連ねている.各分科会の最新の成果を統合するこの医学会総会の意義は,医学とその実践である医療が専門分化すればする程,一層その重要性を増すこととなるだろう.それを反映して,今回の医学会総会はいくつかの特徴を持つこととなった.
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