老人ホームの訓練室から 極楽寺山通信・10
介助は老人の自立のため—状況に流されぬ立場の確立を
三好 春樹
1
1特別養護老人ホーム“清鈴園”
pp.213-216
発行日 1985年2月1日
Published Date 1985/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923034
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介助を再検討してみると
前稿で,介助の介とは媒介の介であり,決してお節介の介であってはならないこと,さらに老人の〈行為〉の中の一部分となること,そして手段となることで,老人の主体性を守り,引き出さねばならないと述べた.
このことについて,竹内孝仁氏(東京医科歯科大学助教授)は“老人ホーム職員ガイドブック”(全社協)の中の“老人ホームにおける処遇総論”において,〈物〉と〈人〉による介助の差ということを通して次のように述べておられる.
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