教育婦長
田中文子さん—神戸大学医学部付属病院
本誌
pp.121
発行日 1984年2月1日
Published Date 1984/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922990
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長い間.神戸大学付属高等看護学院(現神戸大学医療技術短期大学)の教務で学生の教育に当たっていたが,看護学院の短大化に伴って病院に戻り,現在副看護部長として教育を担当しておられる.医師の教育を第一の目標に掲げる大学の医学部付属病院では,診療・研究が重視されるため.若いスタッフは「大学病院に看護はない」と言う。「そんなはずはないのですけれども,実際に現場の仕事を見ると7割近くが診療介助に使われているようです.そこでよい看護を提供するには,医師の指示を仰がなくても,主体的に動けるナースを育てなければと考えています.若い人たちのシャープな考え,これは素晴らしいことです.この人たちの支えがなければ,私一人がいくら頑張ったところで,実現できることではありません」
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