特集 急性期入院はDPC適用になるのか
DPCへの対応の実際
東海大学医学部付属病院の事例
堺 秀人
1
Hideto Sakai
1
1東海大学医学部付属病院
pp.662-664
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100866
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DPC(Diagnosis Procedure Combination) 制度が導入されてから1年が経過したが,新しい状況へ対応するために当院では様々な工夫を重ねてきた.ここではそれらの工夫とその成果を示し,患者さんからの評価と今後の課題について記す.
■病院における対応
1.医師は診療に専念させる
当院の基本方針として,医師は診療に専念させ,事務的作業は可能な限り事務部門が支援することとした.DPC に関連して医師が行うものは,入院指示票に「最も治療を必要とする疾患名およびその他の疾患名」と入院経路・目的・重症度などを記入することと,入院後に診断名が変化した場合の届出,および退院時できるだけ速やかに退院サマリーを提出することである.これらの作業を支援するために,DPC14桁コードのツリー図と日数別点数表,主病名・副傷病名・手術・処置等関連項目が同一頁で一覧できる表を病棟で印刷可能とし,医師は該当するボックスにチェックをするだけで良いようにした.
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