ベッドサイドの看護
重篤な合併症を伴う心筋梗塞患者の看護
一木 ヒロ子
1
,
芹田 トモ代
1
,
大浜 京子
1
1雪の聖母会聖マリア病院第31CU,CCU
pp.547-549
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922949
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はじめに
急性心筋梗塞では重篤な合併症の発生頻度が高く,致死的なものとして,重症不整脈,左心不全,心原性ショック等があげられます.
今回,急性心筋梗塞で搬入直後に心停止をきたし,3時間にわたり心肺蘇生術が行われ奇跡的にも蘇生し一命を取り止め,心原性ショック急性腎不全,右心室瘤形成と重篤な合併症を併発したにもかかわらず,これらの重篤な障害を乗りこえて左心室瘤切除術を施行し,リハビリテーションの段階まで回復した症例を経験したので報告する.
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