特集 臨床1年目の体験をめぐって
現実を歩んで
E.K.
pp.517-520
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922942
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はじめに
臨床にでて看護婦として働くようになって1年数か月,この間の私が何をしてきたのかと思い返してみると,私1人だけが小さなことで疑問を感じ,その度ごとに落ち込んでいたように思う.周りの先輩看護婦はといえば,私の疑問など意に介さず,テキパキと仕事をしているように見え,うらやましく思うと同時に,疑問を感じない看護婦を批判的な目で見ていくようになっていった.
そんなある日,1人の看護婦から‘あなたは1人で看護をしているように思っているようだけれど,みんなも同じように感じている’と言われ,ショックを受け,自分は看護婦にむいていないのではないかと,思い悩んだ.
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