看護ミニ事典
心電図/心音図
森杉 昌彦
1
1森杉内科医院
pp.261-262
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922730
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心筋の収縮に先だって起こる活動電位の変動を,身体表面から取り出し,増幅してこれを記録したものが心電図である.人体の心拍動に由来する電流を数量的に正確に記録する方法を考案し,現在の心電計および心電図学の基を築いたのはオランダのヴィルレム・アイントーベンである(1901年).初めのころは,アイントーベンによる四肢の2点間の電位差を記録する双極肢誘導が用いられていたが,その後ウィルソンが単極誘導を考案し,更にゴールドバーガーの単極肢誘導(aV誘導〉を用いるようになって,現在の12誘導が標準となった.
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