特集 看護情報は生かされているか
カンファレンスにみる看護の情報の検討
嶋 文子
1
,
岡田 恵
1
,
原 まし子
1
,
友部 幸子
1
,
三木田 和代
1
,
熊本 裕子
1
1吹田市民病院B5病棟
pp.661-666
発行日 1989年7月1日
Published Date 1989/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922312
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当病棟では,1986年より“チームナーシングの中に一部受け持ち制”を導入してきている.これは,個別性,継続性のある看護実践を目指すプライマリナーシングを志向しながらも,諸々の課題が残されて実現には至らないため,現状の中でよりよい看護を追求するものとして採用したシステムである.
プライマリナーシングに至らない理由ともなっている,「個々の看護婦のレベルの差」や,複雑な勤務体制は,当病棟のシステムでもやはり問題となっており,それを補うものとして,当病棟では“カンファレンスの充実”に力を入れる中で,看護情報の均一化に取り組んできた.
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