連載 それいけ!フレッシュナース[3階病棟の12か月]・1
勝手な判断と「どうしましょう」
谷端 千代美
1
,
藤田 悌子
2
,
西元 勝子
3
1兵庫県立塚ロ病院
2甲南病院
3自治医科大学看護短期大学
pp.388-391
発行日 1989年4月1日
Published Date 1989/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922250
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オリエンテーションを終えて新人が1人で動き始めるころ,先輩たちの間では新人に対する評価がちらほらと聞かれるようになります.
「あの子は一度言ったら同じ失敗は起こさないみたい.割と慎重派よ」「そう?でもナースステーションを出たら鉄砲玉,いつまでも戻って来ないのよ.ちょっとゆっくり過ぎるわね」「○○さんはいつまでも頼りなくって.何かあるといつも,調べもせずにどうしましょうって人の意見ばかり聞いてくるのよ」等々。そして,自分たちの新人のころを思い出しながらこう付け加えるのです「私たちも言われていたね,きっと」.そう,だれもがそういう時期を乗り越えてやってきたのです.
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