われらカンゴ族
父 小林 勇さん,長男 信さん
小林 勇
1
,
小林 信
2
,
本誌
1東京都立松沢病院精神科救急病棟
2北里大学東病院精神科病棟
pp.1145
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921863
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信さんは病院の近くに部屋を借りていて,自宅にはあまり寄りつかない.たまに2人が顔を合わせても,車やバイク,キャンプ,スキーの話ばかりで,仕事の話はほとんどしない.父は子に,経験の中から学んできたことを伝えたいと考えている.患者さんのために回り道をしなくてすむようにと.でも,一方で自分がしてきたように,若くて体が動くうちはどんどん遊んで,人間の幅を広げてほしいとも思う.「機会があれば外科系の勉強もしたいし,今はまだ何かを専門的に突き詰めていこうという気があまりない.そろそろ自覚しなければという気はあるんだけど,まだまだ遊びたいし……」
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