PROFILE
—疋田 善平—ユニークな活動で農村の予防医学を実践—「診療所は住民に‘健康を売っている’ところなんですよ」
学
pp.589
発行日 1987年6月1日
Published Date 1987/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921741
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診療所のある拳の川は,高知市から車で1時間余り南に下った所にある農村地帯.僻地にありがちな,大学病院の都合で赴任して来る医師が短期間の内に次々と変わる状態が続いていた.
そんな中,国立京都病院で呼吸器を専門にやってきて,自分の育てた部下にポストを譲るために退職した疋田さんがやって来た.「都会ではできない予防医学をやらせるという約束でやって来たんだが,最初は孤立状態.当時の町長は,今度の先生は変なことばかりしている,と国保連合会に文句を言いに行ったそうですよ」.今は,当時助役だった現町長も学会に同行するほどの熱心さを持つようになっている.
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