グラフ
「親火」を見つめ誓いあらたに!—天使女子短期大学第40回戴帽式
外崎 陽子
1
,
本誌編集室
1天使女子短期大学
pp.220-227
発行日 1987年3月1日
Published Date 1987/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921653
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天使女子短期大学の戴帽式は今回で40回目を迎える.全国的には戴帽式を省略する学校がふえる傾向にあるとも聞いているが,フランシスコ修道会が母体となっているこの学校では,キリスト教の精神に基づいて福音のメッセージを伝える看護教育を目指しており,入学ミサ,合宿修養会,卒業ミサなどの宗教的行事とともに,戴帽式を看護の学びの重要な節目のひとつと位置づけている.そして毎年,生徒たちの両親の出席も得て,盛大に催される.
1986年11月29日,札幌は昨日まで降っていた雪も止み,雲ひとつない青空が広がっていた.例年よりもいくらか早い雪で校庭も真っ白.降り積もった雪を踏みしめ,生徒たちが登校して来るが,今日戴帽式に臨む1年生の表情はこころなしかいつもよりも固い.
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