NURSING THEORY 看護理論ってなあに?・14
ロジャーズ看護理論を読む[4]—“開放系の宇宙”という言葉
浦田 喜久子
1
,
中西 睦子
2
1日本赤十字中央女子短期大学
2日本赤十字看護大学
pp.118-119
発行日 1987年2月1日
Published Date 1987/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921630
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- 文献概要
前回は,〈エネルギーの場〉とはいったい何か,ということを述べた.〈エネルギー〉というのは,まあ一種の力,日本語でよく言う“気”というものにどうやら似ていそうなのだということ.そして,〈場〉というものは,ある特徴を持った空間,すなわちそこに存在するものに影響を与える空間なのだと書いたわけだが,覚えておいでだろうか.
さらにその〈場〉については,〈人間の場〉と〈環境の場〉とがあって,そのどちらも,いったいどこからどこまでが互いの領域なのか区別がしにくいという,厄介な状態であることも述べた.
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