ニューヨークのナーシングホームから・10
カンファレンスで充電
吉田 冬子
1
1Mary Manning Walsh Home
pp.1186-1187
発行日 1986年10月1日
Published Date 1986/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921550
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アメリカでは東洋系の人口が増えている.その傾向はナースにも及び,ニユーヨークのような都市では,ナース人口の半分以上が東洋系という統計もある.フィリピン人を筆頭に,インド人,韓国人,中国人など.日本人は大企業に進出して,その数ゴマン(5万人)といるが,ナースは少ないようだ.教育程度も日本人だけが高いようで,他の人は教養も文化も低い所にいる.が,英語をしゃべるとなると,日本人は一般にシャイでいつまでも上達しない.文化背景の違いと言うべきか…例えば,相手に物をあげる時,日本流なら“うちの愚妻がみたてた粗品ですがぜひ…”なんて言うことがある.直訳すれば“ナニ,バカなワイフがみつけた安物だって,ケシカラン”と相手は気分をこわすこと受け合い.
看護法についても考え方や哲学はそれぞれ違うので思わぬ誤解を生じる.で,カンファレンスをもって大いに看護知識を充電する訳だ.
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