SCOPE
在宅看護研究センターの設立が投じた波紋—“これからの看護を語り合う集い”に看護婦40名が参加
pp.1096-1097
発行日 1986年10月1日
Published Date 1986/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921531
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本誌7号の<JJN SCOPE>で,看護婦独自の手による在宅看護サービス事業がスタートしたことはすでに報じた.その後,朝日,日経,サンケイの各紙や“NURSING TODAY”などでも取り上げられたので,在宅看護研究センターの名前を記憶している方も多いに違いない.
独立自営権が認められていない看護婦の‘開業’は各方面に大きな波紋を呼び起こしつつあるが,一番反響の大きかったのが,患者を抱える家族からの共感の声であった.在宅看護研究センターが主催するこの“これからの看護を語り合う集い”は,看護職と一般市民に向けてそれぞれ別々に開催されているが,市民を対象とした第1回目の“集い”には,新聞各紙がセンターの活動を報じた直後ということもあって,100名もの参加者が集まり,むしろ主催者の方がその反響の大きさに戸惑っている有様だった.
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