病む人々へのカウンセリング・13
傾聴について—カウンセリングの方法①
白井 幸子
1
1国立療養所多磨全生園
pp.222-225
発行日 1986年2月1日
Published Date 1986/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921335
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どの方法を使うかはクライエントによって異なる
これまでカウンセリングとは何か,またどのようなことに注意してカウンセリングにあたるべきかについて述べてきましたが,今回から数回にわたり,カウンセリングに際してどのような方法・技術を用いたらよいかをお話したいと思います.
現在,米国には100を超える新しい心理療法の流れ,あるいはカウンセリングの技術と呼ばれているものがあると言われていますが,そのうちのどの方法を用いるかは,‘クライエントの問題を解決するにはどの方法がいちばん助けになるか’という基準によって決めるのが理想的だと思います.
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