訪問看護 私たちの実践レポート・17
在宅難病患者をめぐる地域ぐるみの援助—医療と福祉の谷間を埋めたち密な連携と人の手のぬくもり
乾 死乃生
1
1大阪府保険医協会難病相談所
pp.794-799
発行日 1985年7月1日
Published Date 1985/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921134
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在宅難病患者と一口にいっても,生活,療養にあまり不自由のない患者から,何らかの介護を要し,あるいは全く寝たきりの患者まであって,同列に論ずるわけにはいかない.難病患者に伴う身体障害の程度,生活上の不自由度によって,日常生活上の援助方法も異なってくる.
現在,最も難しい問題をかかえているのは重度の身体障害を持った神経筋難病患者であろう.重度身体不自由者の在宅療養は一般的には極めて困難である.
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