NURSES' VIEW
看護療法の開発—看護サービスの多様化に向けての提言
早川 和生
1
1近畿大学医学部公衆衛生学教室
pp.265
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921021
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“看護療法”などと言うと‘何それは? 看護はケアであって療法などではない’と目をつり上げる諸姉が多いかもしれない.‘医師以外の者が療法,治療を実施するのは法律に反する’と看護婦(士)の多くは孝えているようである.本当にそうだろうか?
我々の臨床現場を見てみよう.理学療法を実施する理学療法士,作業療法を実施する作業療法士が存在する.また,スピーチ・セラピーを行なう言語療法士も間もなく法制化されるようである.では,なぜに看護婦(士)が看護療法を行なってはいけないのだろう.既に現場では,医師以外の職種が療法を実施しており,正式に法律で認可されているのである.
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