グラフ
ある日突然良くなることを期待しつつケアを続ける—自動車事故対策センター千葉療護センターでの看護
三輪 清子
,
岩下 守
,
本誌
pp.856-861
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920838
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ズラッと並ぶベッド.鼻腔栄養のチューブをつけたまま宙をにらむ,うつろな患者の目,ブラ下がる点滴ビン……そんな光景を想像して,療護センター(センター長 堀江武)を訪れたのだが,見事(?)に裏切られた.
全ベッドが1階に集められ,海側に面した窓は広く,さし込む光は病室をくまなく照らす.ゆったりとした空間の中にいる患者の目は,心なしか光っているようだ.そしてケアをする看護婦の動きの豊かなこと.
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