NURSES' VIEW
患者さんにほっとする間を
久守 和子
1
1北海道立向陽ヶ丘病院
pp.625
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920789
- 有料閲覧
- 文献概要
患者さんとのかかわりを振り返るたびに‘患者さんて,ほっとする間があるのだろうか.あるとすればどんな時だろう’と思う.当然のことであるが,入院患者さんは終日他人とかかわり,他人同士が共存する中で生活を営んでいる.
精神科の患者さんに関して言えば,短期間入院者で2, 3か月,長期間入院者で十数年もこのような生活を続けている.長期間入院者が家族のもとへ外泊するのは,1年間に2, 3度がほとんどである.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.