巻頭インタビュー マグネットステーション・41
施設で挫折した難病ケアに訪問看護で再挑戦―訪問看護ほっとステーション小倉典子所長に聞く
pp.275-280
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102158
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10代の頃、社会福祉の領域をめざしていた小倉典子さん(写真右端)が、肢体不自由児の施設見学で目の当たりにした光景は、医療的ケアの知識や技術が必要とされない、機械的な流れ作業で行なわれる「食事介助」の現実でした。自身の無力を知り、改めて看護師として学び直す期間を経て、病院で難病患者と向き合った彼女が次に出会ったのが、自らの看護師としての力量の限界。さらに看護教員時代を経て、難病中心の訪問看護ステーションを設立して軌道に乗せるに至った、そのゆらぎと学びの過程をうかがいました。
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