特集 訪問看護—現在の実践レベルは?
[私たちの実践レポート]
私たちの訪問看護の実践—病棟・外来の実践から
本川 栄子
1
,
田辺 富美子
1
,
山田 昌江
1
,
皆川 きよゐ
1
,
青木 紀子
1
1北海道勤労者医療協会札幌病院看護部
pp.1010-1013
発行日 1983年9月1日
Published Date 1983/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919939
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はじめに
訪問看護の必要性が叫ばれ始めてから久しくなる.当院は,入院200床,外来1日800名の総合病院であるが,自然発生的な訪問看護を含めると,戦後間もなく設立された小さな診療所時代よりの長い歴史を持っている.しかし,診療報酬としての財政的裏打ちのない今,それはあくまで“善意”の枠を出ず,日常業務の多忙さの合間をぬって必死で取り組みを続けているというのが現実である.そうした中でも個々のセクションでの取り組みは非常に感動的な内容や教訓を残してきている.今回このテーマを与えられたのを機に,当院全体の訪問看護の取り組みをまとめ,若干の事例紹介とともに報告する.
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