グラフ
発作はコントロールできる胸をはって生きてほしい—北日本のてんかん専門病院・寺泊病院の看護
佐藤 美喜代
,
岩下 守
,
本誌
pp.976-981
発行日 1983年9月1日
Published Date 1983/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919933
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国立静岡東病院のてんかんセンターは,てんかんの治療・看護の面で日本の中心的な役割を担ってきた.その果たしてきた業績は非常に大きいが日本全国65万人といわれる患者に対し,一専門病院だけで対応しきれないのが現状である.そこで今年の5月に新潟の国立療養所寺泊病院が北日本のてんかん専門病院として開設された.
寺泊病院は結核病院からスタートし,脳卒中リハビリ病院,そして今度のてんかん病院となったのだが,看護婦は全員てんかん看護については未経験.そこで犀潟療養所の精神科病棟と静岡東病院に看護婦全員が3人ずつの組になって1か月間の研修に出かけた.ほとんどの看護婦が家庭を持っているが,各人家族の理解を得て,てんかん看護を体一杯で学び吸収し帰ってきた.
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