特集 看護度を見直す
“患者タイプ分けシステム”から見た看護度
野並 葉子
1
1虎の門病院
pp.867-874
発行日 1983年8月1日
Published Date 1983/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919911
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はじめに
1981年7月より虎の門病院看護部で実施している“患者タイプ分けシステム”は,1973年に栗原看護部長がアメリカ訪問の際,シカゴのラッシュプレスビテリアン聖ルカメディカルセンターで実施していたサマリーシートを知ってから取りかかったものであり,8年の準備期間を経ている.
そのアメリカにおける患者の看護ケアニードを評価する最初の試みは,1947年のnational league of nursing education systemにさかのぼるとされている.F.G.Abdellah著の“Better patient care through nursing research”によると,患者分類法には主に2つの方法があり,1つはPrototype evaluation(原型評価)であり,もう1つはfactor evaluation(因子評価)である.
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